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■JBiomag2003 Reports |
2003年5月30、31日に大阪・池田市民文化会館で行われた
第18回日本生体磁気学会大会
において、2件のポスター発表を行いました。 |
期間 : 2003年5月30〜31日
会場 : 池田市民文化会館(大阪府池田市)
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■発表内容 |
- MEGデータの独立成分分析(ICA)を用いた信号成分のクラスタリング解析
- グリッド計算基盤技術による脳磁場解析インフラストラクチャ構築の試み
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MEGデータの独立成分分析(ICA)を用いた信号成分のクラスタリング解析 甲斐島 武(大阪大学大学院情報科学研究所) |
【概要】
観測信号の統計的な値のみを利用し互いに独立な成分に分離する手法である独立成分分析(ICA)の利用目的は、ノイズ除去や事象関連信号の分離にとどまっており、臨床応用を目的とした患者の診断に利用されている例は少ない。本研究ではてんかん患者の MEG データを対象として、クラスタリング解析とグリッド技術を援用することで ICA 解析を用いた診断支援を行うことを目的とした。
【発表ポスター(PDF)】
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グリッド計算基盤技術による脳磁場解析インフラストラクチャ構築の試み 高坂 貴弘(大阪大学大学院情報科学研究所) |
【概要】
MEG は完全非侵襲な計測法であり、時間分解能に優れる。しかし、その導入及び維持にかかる経済的なコストや、詳細な解析を行う際の計算時間等の点からは未だ多くの課題が残る。本研究ではネットワークを利用して MEG を共有し、また大規模な計算を伴うデータ解析や可視化を統合的に扱うためのインフラストラクチャの構築を目指している。本発表では、昨年11月に米国にて行った MEG のグリッド環境接続、データ転送及び解析のデモンストレーションについて報告を行った。
【発表ポスター(PDF)】
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