【概要】
Neuroinformatics は脳の理解に向けての新しい研究領域であり、神経科学と情報科学の交点に位置する。Neuroinformatics の推進には、地理的に分散する研究機関が持つ各種のデータ、ツール及び数理モデルを統合的に扱うためのネットワークが必要である。Neuroinformatics
の推進に必要となる最も基本的な要求事項は、データの記述、蓄積及び配布方法の確立であると筆者らは考える。現在は脳磁図 (MEG, Magnetoencephalography)
を具体的な題材として、これらの要求事項についての考察を進めている。MEG は脳活動によって生じる微少な磁場の変化を検出することのできる装置である。統一的なフォーマットで各種実験から得られる
MEG データの共有をはかることは Neuroinformatics の趣旨に照らして有意義であると言える。
CCGrid2003 では、Global Grid Forum の Data Access and Integration Working Group において設計及び実装が進められている
OGSA-DAI を用いたデータ共有システムについて述べる。
【発表ポスター(PDF)】 1 2
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